BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID (明日に向かって撃て!)

B000KQFCES明日に向って撃て<特別編>
ポール・ニューマン ジョージ・ロイ・ヒル ロバート・レッドフォード
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2007-01-26

■米、1969年製作
■監督 George Roy Hill(ジョージ・ロイ・ヒル)
■出演 Paul Newman(ポール・ニューマン)、Robert Redford(ロバート・レッドフォード)、Katharine Ross(キャサリン・ロス)

 『BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID(明日に向かって撃て!)』は西部劇のスタイルを借りた「ニュー・ウェーブ西部劇」とも言えるアメリカン・ニュー・シネマの代表的な作品です。セピアがかった哀愁溢れるConrad L. Hall(コンラッド・ホール)の撮影、ユーモアとウィットに富んだ粋な会話、絶妙なコメディセンス、シックな衣装など、有名なPaul Newman(ポール・ニューマン)とKatharine Ross(キャサリン・ロス)の自転車二人乗りシーンからラストのストップ・モーションまで、George Roy Hillがモダンな演出とテクニックで、悲劇的な物語にもかかわらず感傷的に流されないアンチ・ヒーロー物語に仕上げており、夢を追い続ける若者二人の軌跡は観る者の共感を呼びます。


 Burt Bacharach(バート・バカラック)の挿入歌「雨に濡れても」も大ヒット、この歌が流れる自転車二人乗りシーンは映画史上に残る名場面となりました。William Goldman(ウィリアム・ゴールドマン)の脚本も実に素晴らしく、私も既に映画館やビデオで何十回と観ていますが、いつ観ても新鮮な印象で楽しめるのは、Paul NewmanRobert RedfordKatharine Rossの3人の息のあった演技とGeorge Roy Hillの演出だけでなく、William Goldmanの脚本が良く出来ているからに違いありません。

 1973年に再びPaul Newman、Robert Redfordが組んだ『THE STING(スティング)』でGeorge Roy Hill監督はアカデミー賞を受賞しますが、この時期のPaul Newmanは『THE HUSTLER(ハスラー)』『BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID(明日に向かって撃て)』『THE STING』あたりで主演男優賞を獲っていても良かったのではないかと思えるほどの名演が続いています。(度々のノミネートにも関わらすPaul Newmanの初受賞は1986年の『THE HUSTLER 2』。出演作を厳選し、監督と衝突することの多かったニューマンの映画界からの評判が悪かったのが原因とも言われます。)

[アカデミー賞4部門受賞]
脚本賞、撮影賞、作曲賞、歌曲賞

[明日に向かって撃て! - ストーリー]
 飄々としながらも抜け目の無いブッチ・キャシディ(Paul Newman)と早撃ちで恐れられる寡黙なサンダンス・キッド(Robert Redford)は次から次へと銀行を襲い指名手配を受けた世間を騒がす悪名高き二人組の強盗。しかし、西部は二人のようなアウトローには住みにくい時代へと変わりつつあった。
 二人は大掛かりな列車強盗に成功するものの、繰り返し行われる犯行に業を煮やしたある銀行家が一流メンバーによる捜査団を結成、強力な追っ手が付くことになる。ブッチとサンダンスはサンダンスの愛人エッタ(Katharine Ross)を連れボリビアへ逃れるが、ここも安住の地とはならず更に厳しい状況へと追い込まれてしまう。二人はオーストラリアに逃れることを夢見ながら。。。。。

[George Roy Hill(ジョージ・ロイ・ヒル)監督 作品リスト]
[Paul Newman(ポール・ニューマン) 出演作品リスト]
[Robert Redford(ロバート・レッドフォード) 出演作品リスト]
[Katharine Ross(キャサリン・ロス) 出演作品リスト]


B000002GABButch Cassidy And The Sundance Kid (1969 Film)
Burt Bacharach
A&M 1990-10-25

[ジャケットの写真をクリックするとリンク先のAmazonで試聴できます。]
Butch Cassidy & The Sundance Kid [試聴]iTunes Music Store

| HOME |

007/FROM RUSSIA WITH LOVE (007/ロシアより愛をこめて)

B000IU38JC007 ロシアより愛をこめて アルティメット・エディション
ショーン・コネリー テレンス・ヤング ロバート・ショー
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2006-11-22

■英、1963年
■監督 Terence Young(テレンス・ヤング)
■出演 Sean Connery(ショーン・コネリー)、Robert Shaw(ロバート・ショー)、Daniela Bianchi(ダニエラ・ビアンキ)

 Ian Fleming(イアン・フレミング)原作の殺人許可書を持つスパイ"James Bond(ジェイムズ・ボンド)"の活躍を描く007シリーズの映画化。数多く作られた007シリーズの映画の中でも最高傑作といえばやはり「007/ロシアより愛をこめて」(公開時は「007/危機一発」)です。


 列車内での格闘、海上での追いつ追われつのチェイスなどのアクション・シーン、アタッシュ・ケースに仕込まれた仕掛け等の秘密兵器、そして初代ボンドを演じるSean Conneryのワイルドな男臭さを見せながらも、時折見せる冷酷さを感じさせる演技。ボンド暗殺のために犯罪組織スペクターから送り込まれたロシアの女スパイ、タニアを演じるセクシーでキュートなDaniela BianchiTerence Youngはこの荒唐無稽なストーリーを大人のための良質なエンターテインメントに仕上げています。また、おなじみのJohn Barry(ジョン・バリー)のテーマ曲も、あのギターの音が聴こえてきただけでワクワク感倍増、映画の緊張感、迫力を更に増しています。

 現在の特撮技術から比べると巧妙さ派手さにはかけますが、Sean Conneryの演技、Terence Youngの演出、一つ一つの場面を効果的に盛り上げる音楽などにより『007/ロシアより愛をこめて』が未だに第一級のエンターテインメント作品であることには変わりありません。

*Ian Flemingの原作ファンでもある私の個人的な意見としては(タイトルだけ一緒で内容は原作と映画でまったくの別物になってますが)、歴代のボンド役の中ではTimothy Dalton(ティモシー・ダルトン)が一番原作のイメージに近く、『The Living Daylights(007/リビング・デイライツ)』(1987)、『Licence To Kill(007/消されたライセンス)』(1989) の2作だけでなく、もう少し長くボンド役をやって欲しかった、と思っています。

[Terence Young(テレンス・ヤング)監督 作品リスト]
[Sean Connery(ショーン・コネリー) 出演作品リスト]
[Timothy Dalton(ティモシー・ダルトン) 出演作品リスト]


B000HKDF46007 アルティメット・コレクション BOX
ショーン・コネリー ジョージ・レイゼンビー ロジャー・ムーア
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2006-11-22


B000087DS1From Russia with Love [Original Motion Picture Soundtrack]
John Barry Lionel Bart Monty Norman
Capitol 2003-02-11

[ジャケットの写真をクリックするとリンク先のAmazonで試聴できます。]

| HOME |